これまで、さまざまな治療を受けてきたのに、なぜかよくならなかった。
患者さんにいろいろな治療をしてきたけど、「痛みが取れない」と言われてきたのであれば、もしかしたら、それは組織や患部に原因があったわけではなく、脳が過緊張警戒状態に陥り、痛みとして表面化させていただけの可能性があるのです。
実際、痛みは、ケガや炎症といった組織の問題だけで決まるものではなく、同じ体の状態でも、
・不安が強い
・無意識に緊張している
・ストレスが抜けない
こうした状態では、脳が痛みの信号を過剰に増幅してしまいます。
その結果、画像や検査では説明できないのに、痛みだけが強く残る、という状況が生まれています。
もちろん徒手治療は、筋肉や関節、組織そのものには非常に有効です。
しかし、痛みを出し続けている神経の警戒状態が変わらないままでは、一時的に楽になっても、再び元の状態に戻ってしまうことがあります。
これは、治療が足りないのではなく、アプローチする層が一つ足りていないだけなのです。